こんにちは。
最近、うちの子(4歳)のお気に入りは「なぞなぞ」です。
「なぞなぞの問題出して―」
「今度はなぞなぞの問題出すよー」
と、すきを見てはなぞなぞを出したり答えたりしています。
では、ここで中小企業診断士的なぞなぞを1つ。
中小企業診断士が独立する前はたくさんするけど、独立するとなかなかできなくなるものは??
答えは、「インプット」。
独立する前の中小企業診断士は勉強意欲の高い人が多く、たくさんインプットをしている方が多いです。
でも、いざ独立すると目の前の仕事が忙しくなってしまい、なかなか勉強する時間を取るのが難しかったりいたします。
今日は、そのインプットにまつわるお話です。
この記事の目次
アウトプットがあってのインプット
今さらここでいうような話ではないとは思うのですが、本を読んだりセミナーに参加したりなどなど、インプットをすることは重要です。
ですが、インプットして終わっていては学んだことは定着しません。
学んだことを実践する、つまりアウトプットしてこそ初めてインプットしたものが自分ものになってくれます。
そのため、インプットは常にアウトプットを中心に考えていくべきです。
このアウトプットをするためにインプットをする。
たとえば、原稿を書くためにインプットする、マーケティングの支援をするためにマーケティングの勉強するなどなど。
よく、「学生時代にもっと勉強しておけばよかった…」「学生時代に勉強したことを今勉強したらもっと役立ちそう!」とおっしゃられる方がいますが、これこそまさにアウトプットが見えているから、インプットのポイントが見え、それをどう使うかのイメージを持って学べるので、より役立つと感じるのでないでしょうか。
ですから、インプットをするためにはアウトプットありきで何をインプットするのかを決めるべきです。
独立するためのインプット??
そこで、よくある間違いが「独立するためにもっと勉強しないと!もっと知識を増やさないと!!」という考えです。
いくら勉強して知識を増やしたところで、おそらく独立することはできないでしょう。
独立に重要なことはたった1つ。
「顧客を獲得する力」
です。
どんなに勉強して知識が豊富であっても、顧客を獲得する力がなければその知識は全く意味を成しません。
正しいサイクルは
顧客を捕まえる -> サービスを提供する -> さらなるサービス提供のためにインプットする -> 新たな顧客を捕まえる…以下続く
です。
インプットは最後の最後です。
まずは自分の今持っているスキルや知識で勝負する。
それで足りなくなった時に一気にインプットする。
これが必勝パターンです。
インプットの効率が一気に高まり、とても意味のあるインプットができるようになります。
なぜなら、目の前にアウトプットする場が用意されているためです。
もし今すぐ提供できるスキルや知識を持っていないのであれば、それはどこかで修業(コンサル会社に入るとか、パートナーとして働かせてもらうとか、カバン持ちをするか)したのち、独立するべきでしょう。
独立後こそインプット重視
先ほども申し上げた通り、独立するとインプットする時間が極端になくなります。
なぜなら、何から何まで自分でしなければいけなくなるためです。
ゆっくり平日夜は勉強タイム・・・なんて流ちょうなこと言ってられません。
しかし、この感じでアウトプット中心ばかりになってしまうと、いずれコンサルタントとしての価値が枯渇します。
同じようなことを提供できるライバルが増えたり、その知識やスキルが陳腐化することだってあるからです。
私自身も3年目くらいにその限界を感じ、インプットをする時間をたくさん設けるようにしました。
ただし、それは単に勉強するというものではなく、すべて即実践することを条件にテーマを選定しインプットをするようにしました。
インプットする -> 自分のビジネスで実践する -> インプットする -> 自分のビジネスで実践する・・・
こうして学んだことをしっかり身につけるサイクルができると、提供するコンサルティングにも幅が出ますので、好循環を生み出すことができます。
まとめ
インプットすることを否定はしません。
ただ、中小企業診断士として独立を目指すのであれば、勉強的なインプットは止めなければいけません。
アプトプットの場を必ず設けて、インプットすることが大切です。
そして独立した後は、アウトプットは必然的についてきますので、今度は意識してインプットの時間を増やしていくことが大切です。
インプットとアウトプットのバランスが重要ですね。
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平阪 靖規
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