「実務補習はめぐり合わせが大事」~実務補習の思い出:koyokoyo様

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先輩診断士たちに実務補習の思い出を語ってもらう企画。
今回は「koyokoyo」様からいただきました。

資格登録までの道のり

受験経歴は2015年11月に受験を決意、2016年一次試験3科目合格、2017年1次試験合格、二次試験不合格BBBA。
2018年一次試験受験せず、二次試験合格です。

まず、どのように中小企業診断士へ登録をしたのか結果から書かせていただきますと、実務補習は7月の5日間コースのみです。
のこり10日分は合格前からの知り合いの社長さんの企業でホームページ作成支援や助成金申請のお手伝いをして実務従事証明書を書いてもらい合計15日の登録要件を満たし、登録しました。

合格から実務補習まで

2018年12月中小企業診断士試験の合格発表を確認し、実務補習に関する情報を主にインターネットで集め始めました。
その中で気になった情報は

  • 実務補習の枠はすぐに埋まってしまうので募集が開始されたら急いで登録しなければならない。
  • 実務補習ではメンバーや先生等どのような人に巡り合うかによって内容がぜんぜん違うものになる。
  • 作業は非常に膨大で、深夜まで作業が行われたり、場合によっては先生の事務所に泊まり込み徹夜で報告書を書き上げることもある。
  • 15日間コースは人生で一番大変な期間だった。
  • メンバー同士での飲み会が多い
  • 知り合いに中小企業の社長がいればそこで実務従事をする事で実務補習をする事なく登録することもできる。
  • 実務補習で使うパソコンはウィンドウズ機に統一したほうがいい。

これらの情報を得て、2月の15日間コースに申し込むには早めに申し込みをしなければいけないと解っていたのですが、どうしても応募する勇気がでなくて、迷っているうちに枠が埋まってしまいました。
15日間コースが埋まってしまった為、2月の5日間コースに参加するか、2月は見送って夏の実務補習に参加するかを知り合いの方に合格の報告を行いつつ考えました。

結果としては、当時体調があまり良くなかった事、1月末に他の資格試験を受験する予定だった事、試験勉強で疲れていたのでゆっくりしたかった事から2月の実務補習は見送る事に決めました。
しばらくゆっくり過ごして5月、中小企業診断士協会から夏の実務補習の案内が届き、7月と9月に5日間コースが行われることを知りました。
その時には知り合いの社長に実務従事をさせてくれないかを打診してOKを貰っていたので実務補習を受けなくとも登録する事ができる状態でした。
考えた結果、実務補習を1社も受けずに登録する事はどこか後ろめたい気持ちを持ちそうだなと思い、大変だけれども勉強になるだろうなと思い7月の5日間コースに申し込み、その後どうするかを決める事にしました。

実務補習準備

協会から送られてきたテキストの読み込みをまずしました。
次に、担当の先生から実務補習1週間前くらいに実務補習先の企業概要等が添付されたメールが来たのでそれを読み込みました。
しかしその内容が難しく、量もものすごく多くてびっくりしました。
とても1週間で頭にいれることは不可能な量で、ギリギリ一通り読む事ができたくらいでした。
あと普段パソコンはマックを使っていましたが、事前に調べていた情報からウィンドウズPCを購入し持っていきました。

実務補習期間

初日、実務補習に参加する全メンバーが揃い班分けが行われました。
1班あたり実務補習者が4~6名、指導員が1名、福指導員が1名という構成でした。
班によっては福指導員がいないところもありました。
簡単な自己紹介の後、班内でリーダー、情報担当、財務担当などの役割を決め、企業の分析を行いました。
実務補習で強く思ったのは指導者の指導方針や訪問先企業の都合等により班ごとで行う作業にはかなりの違いがあるという事です。
私の班は最終日まで協会の中で作業しましたが、他の班では指導員の事務所で作業するところもあったようです。
また、私達は初日に企業分析とヒアリング内容の検討を行った後、2日目に企業へヒアリングに行きましたが、他の班では初日の自己紹介後すぐにヒアリングにでかけ、何を質問していいかわからなかったという所もあったそうです。
作業内容も私達の班はいい意味でゆったりとした内容で穏やかな雰囲気でしたが、他班では「喧嘩してる?」と思うような大きな声で議論を行っているところもありました。
さらに、私達は基本5時半の定時に作業を終え、5日間毎日飲み会を行いましたが、飲み会を全くせず、最終報告の前日は事務所に泊まり込み徹夜で作業を行ったという班もありました。
実務補習がハードなものになるかどうかは、指導員次第であるというのが私の感想です。

1~4日目は企業分析、ヒアリング等行いそれをもとに助言をまとめます。
班員それぞれに役割をもち、担当分野の助言を20ページ弱の報告書にまとめ、発表と修正を重ね完成度を高めていきます。
4日目にそれぞれの報告書を1つにまとめ(1つのワードファイルにまとめるだけですが、発表様式にのっとっていない報告書があると非常に苦労します。)印刷し製本します。
5日目は一旦協会に集まり、プレゼンの最終チェックを行い実務補習先企業へでかけ報告を行います。
報告書は先生も認める非常にいいものが出来上がったと思いましたが、残念ながら報告内容はあまり響いていないように感じました。

私の実務補習先は2代目経営者で非常に若い社長で、「素晴らしい報告でしたが、私のような小さな会社でなにをどうやってこの報告書を活かしていけばいいのか今の私ではよくわかりません。これから社長として成長していくなかでいつかこの報告書が宝になるのではないかと思う。」というお言葉でした。
それぞれの得意分野を担当し非常に出来がいい報告書が出来たと思っていましたが、もう少し報告書を聞く人の事を考え、報告書の優先順位をつけるなどの工夫を行うべきだったのではないかと反省しています。
報告を終え協会に戻り、修了式を終えた後は全体での懇親会が行われ、他の班の方々とも交流することが出来ました。

実務補習を終えて

実務補習を終えた感想としては最高のメンバーに巡り会い、楽しく活動ができた、また非常に勉強になったというところです。
しかし、同時に巡り合う人次第であるという事も非常に強く感じました。
作業内容もそうですがメンバーと気が合うかどうかで作業中の雰囲気もぜんぜん違うものになりますし、得られる物も変わってくると思います。
最後にアドバイスですが、周りへの尊敬の気持ちを持って取り組むことをおすすめします。
実務補習の先生へは大丈夫だと思いますが、メンバーや訪問先企業の社長さん(特に私のように若い社長さんに対し)への思いやりが足りない発言をしてしまう人もいたようです。
社長さんは自分や家族、従業員の人生をかけて事業を行っていますのでそのリスクを背負っていることをきちんと心に抱いてヒアリングを行えば失礼な対応を行うことはないと思います。
また班員に対しても自分が苦労して合格した試験を、同じように苦労して勉強してきたのだと考えるといいと思います。
おすすめは初日に飲み会を行い受験時代の苦労話に花を咲かせることです。
受験時代のあるあるや、事例の話など鉄板で盛り上がります。
初日にメンバー同士の結束が深まれば楽しくスムーズに作業ができます。
これから実務補習に出かける皆様は是非周りへの尊敬の気持ちを心がけ楽しんできてください。

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